小説の書き方|執筆ルール編(基本)

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小説の書き方には暗黙の執筆ルールが存在していますが、ご存知でしょうか。
この書き方の暗黙のルール(基本)にならって書くことができないと、小説を読んだ読者の方から、あれ? この作者は素人かな? と思われてしまいます。

最近では、web上に小説を投稿するサイトが増えています。
投稿されている作品をみてみると、意外と小説の書き方が執筆のルールに則っていないものが多いです。

せっかくの良い作品でも、「素人」と思われてしまうと、それだけで離脱されてしまうこともありえます。
それは非常にもったいないことですので、これから小説を書こうと思っている、もしくはすでに小説を書いているけど書き方を気にしていなかったという方は、この記事を参考にしていただければ幸いです。

 

小説の書き方における暗黙の執筆のルール

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では、実際にどういった執筆のルールが存在しているでしょうか。

中には、使い方は作者次第というものもあります。

 

三点リーダー

三点リーダーとは「…」のことです。

「・」ではなく、「…」で、三つで一文字になっています。
よく間違えやすいので、気をつけてください。

この三点リーダーは、キャラクターが考え事をしていたり、「間」を空けたいときに使います。

使う際にはルールがあり、「……」のように必ず二つ繋げて使います。

複数を繋げる場合は、偶数で使ってください。

小説だけではなく、シナリオの執筆の際も、同じ使い方で、同じルールです。

 

句読点

「、」や「。」のことです。

キャラクターのセリフの区切りや文字の区切りに使います。

小説やシナリオの執筆置けるルールとしては、カギカッコ「」の最後には使わないことです。

正解例:「僕は、とても弱いんだ。でも諦めない」

間違例:「僕は、とても弱いんだ。でも諦めない。」

お分りいただけましたか?
カギカッコを閉じる前の文字の後には「。」を付けないのです。

これはルールを知っていても、ついやってしまうことがあるので、読み返して確認するようにしましょう。

 

感嘆符

「!」や「?」のことです。

感情を表したり、疑問を表す際に使い、全角文字で打ちます。
組み合わせて使う場合もありますね。

ここでもルールがあり、感嘆符を使った次の文字は、全角一文字分のスペースを空けるのです。
また、句読点と同じように、カギカッコの最後に使う場合(カギカッコを閉じる前の感嘆符)は、スペースを空けません。

正解例:「え? 僕は、何も言っていないよ?」

間違例:「え? 僕は、何も言っていないよ? 」、「え?僕は、何も言っていないよ?」

さらに、二つを組み合わせて使う場合は、半角文字で打ちます。

正解例:「はぁ!? どうして俺が……」

間違例:「はぁ!? どうして俺が……」

こちらも、知っていてもついやってしまうので、気をつけましょう。

 

改行

改行は、話の段落が切り替わる時に使いますが、使い方は作者次第です。

厳密に「これ」と言ったルールは存在しません。

私の場合は、主に可読性を向上させるために使っています。(句読点の後など)
空白の行を挟むこともあります。(喋っているキャラクターが変わる時など)

 

シーンの移り変わり

会話の後、場所を移動したあとの描写を書く場合などに、空白の行を使います。

こちらも、使い方は作者次第ですが、一般的には空白の行を六つ空けることが多いようです。

作者によっては、「◇」や「●」といった記号を使って、シーンの移り変わり(切り替わり)を表現していることもあります。

私は、空白の改行六つを使用しています。

 

「間」を取る場合

会話や、ちょっとしてシーンの間を空ける場合の手法です。

作者のよって使い方が変わります。(こればっかり……)

よく使われるのが、「三点リーダー」と「ダッシュ」です。

「ダッシュ」とは「ーー」のことで、これも二つ繋げて偶数で使います。

使い分けとしては、少し長めの間の場合に三点リーダー、一瞬の間の場合にダッシュといった感じでしょうか。

私の場合は特殊? で、効果音を使う前や「一方その頃」のような時に使っています。

 

まとめ

小説の書き方として、執筆する上での暗黙のルールを紹介しました。

これだけは必ず守るべき! というのは、「三点リーダー」と「句読点」、「感嘆符」の三つくらいです。
最低限これらが出来ていないと、書き方わかってないじゃん。と思われてしまい、マイナスポイントになります。

逆に、他の要素であれば、使い方は作者次第なところもあり、あまり気にすることはないです。

この最低限使うべき三つであれば、覚えるのも難しくはないと思いますので、小説を書く際には意識するようにしましょう。

 

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